魔法、マジック、手品様々な言い方がありますが、今日はマジックの歴史について簡単に説明したいと思います。忙しい皆様のために5分以下で読める記事です。…たぶん
目次
マジックの起源は古代エジプト?
一番最初のマジックはずーーーーーっ昔の古代エジプトからあったそうです。
紀元前24世紀頃に、洞窟壁画に世界最古の奇術である「3つのカップ」と「3個のボール」を使ってマジックを演じているような姿が描かれているものがあります。パンを焼いてるだけとも言われていますが…
その他にも「王様の前で魔術師がガチョウの首を切ってつなげた」や「ロウで作ったワニを本物に変化させた」という記述があります。
当時のマジシャン達は古代エジプトでは絶大な影響力があったそうです。
偉い人にとって不都合な人間=マジシャン 冬の時代、魔女狩り
中世になると、キリスト教に黒魔術とみなされてマジシャンは迫害を受けました、「魔女狩り」です。当時のマジシャンの影響力はかなりあったらしく、政府や教会はその影響力を恐れ、マジシャンは魔法使い=悪魔の手先として裁判にかけられてました。
不都合な人間を魔女と決めつけて排除していたのです。その証拠に魔女裁判でも、
「この針を体に突き刺して痛みも感じず、血が流れなかったら、お前は魔女だ」
マジック用の針を体に突き刺しても血が流れるはずありません。政府や教会側が仕掛けたマジックにマジシャンが引っ掛かり処刑されていました。これを機にマジシャンは民衆にとっての恐怖の対象になってしまったのです。
それからずーーーーーっと時間が経って
1584年にイギリスのレジナルド・スコットという人がマジシャンの誤解を解くために”妖術の開示”という本を出版しました。この本のおかげでマジシャンへの迫害はなくなったようです。ちなみにこの本は、当時の偉い人の怒りを買いすべて焼却されたとも言われています。
Robert-Houdin(ロベール・ウーダン)完全なるショーとしてのマジック
19世紀のフランス・パリで、マジックはエンターテイメントとして認知されるようになります。
時計職人だったロベール・ウーダンという人が40歳でマジシャンに転身し大きくマジシャン業界が変化します。それまでの、マジックの怪しげなイメージを払拭するために、正装を着用しシルクハットをかぶり、マジックのエンターテインメント化に成功したのです。
これが、今のマジシャンのイメージ衣装の燕尾服とシルクハットの始まりです。
この時期に、人体浮遊術や読心術、予言等のメンタルマジックも誕生したようです。
超能力者?ユリ・ゲラー
超能力者と言えばアニメの世界にだけいる人だと思いますが、70年代から80年代にユリ・ゲラーという人が超能力者として人気を集めていました。彼は元々はイスラエルの負傷退役した軍人でその後に手品師に転身した人です。
後にアメリカのスーパーナチュラル(超常現象)を調べる団体に誘われ、彼らに手品を見せました。その後にアメリカでユリ・ゲラーの大ブームが起こりました、ブームは日本にも響きテレビ出演も多数していました。
当時画期的だったのは、それまでのマジシャンは「結果は見てのお楽しみ」のようなスタンスで誰にも結果を言わないでショーをしていたそうです。ユリ・ゲラーの場合、結果を先に言う行為を行いました。「壊れた時計が動きます」「スプーンが曲がります」当時は珍しかったそうです。
ワードの強さMrマリック
無名だったMrマリックさんもユリ・ゲラーを見て言葉(ワード)の重要性に気付いたのかもしれません。それが「超魔術」という言葉が生まれたきっかけはユリ・ゲラーと本人も言っています。
「ハンドパワー」も観客の心を掴む為にとっさに出た言葉でした。「マリック」という名前は「マジック」と「トリック」を合わせた造語とのことです。
そして、21世紀 コミュニケーションマジック Mr.HEROの時代!
様々な活動を経て「コミュニケーションマジック」を作った、マジシャンMr.HEROが「感動」「驚き」「笑い」をもたらす、ハートフルなマジックです
HERO魔法界では、ボランティア活動で全国、世界の養護施設関連の子ども達へ「マジック」を通じて「笑顔と夢」のプレゼントを実施しています。
東北や熊本など被災地へ協会やエリア支部にて「魔法のボランティア活動」を実施しています。
「こども夢マジック基金」を設立し8年目になります。
もちろんマジックショーや、マジックグッズの販売もしております。よろしくお願いします。